2013年10月15日火曜日

【出演者発表!】早稲田から発信する、伝統芸能の”新しいカタチ”

 出演パフォーマー紹介第2弾は、和太鼓サークルの「魁響(さきがけひびき)」さん!2010年結成というまだ新しい団体ながら、既に早稲田内外の数多くのイベントに出演経歴をもつ実力派集団です。活動に懸ける想い、そして今後の目標を幹事長の吉嶺佑紀さんに語っていただきました。 


――すでにいろんなイベントに出てらっしゃいますけど、まだ歴史は浅いサークルなんですよね?
はい。ひとつ上の代が立ち上げたサークルなので、今年でまだ4年目です。その創設メンバーの中に高校時代の先輩が居て「良かったらやってみない?」って声をかけてもらったのが、魁響との最初の接点ですね。


――じゃあ、入学前からなんとなく存在は知っていたんですね。
そうですね。でも、幹事長になるほどのめり込むなんて、最初はまったく思っていなくて。1年生のころは他のサークルと掛け持ちもしていましたし。雰囲気が自分と合っていたので、なんとなく居付いちゃったという感覚です。















――そんな状況から幹事長就任を決意するようになったのは、どんなきっかけがあったんでしょうか?
 私たちの代は人数も少なく、そこまで上昇志向のあるメンバーが揃っていたわけでもなくて。初代の先輩たちに「このままじゃ、オレたちが抜けたときにやばいんじゃない?」とも言われていたんです。そんな状況に危機感を感じて、それならば自分が……と。


――実際上に立ってみて、大変だなと思うのはどんなことですか?
やっぱり一番難しいのは「バランス」ですね。楽しくやれればOKというわけでもなければ、すべてを犠牲にして取り組むものでもないですから。サークルのようで部活でもあるという感じで、そのどちらにも振り切り過ぎないよう、上手に雰囲気づくりをするのが、幹事長としての役割だと思います。


――全員を同じ方向に向かせるのは、なかなか難しいですよね。
 そうですね。全体練習は基本的に全員参加が前提なのですが、どうしても他の用事と重なってしまって出られない、という人も時々居ます。「練習にたくさん出ている人から優先的に舞台に出す」という風には言っているんですけど、それぞれに事情を抱えているんだろうなと想像すると、心苦しさを感じることもありますね。


――ホント大変そうですよね。リーダーとしての葛藤が目に浮かびます。逆に、活動を通じて一番嬉しいのはどんなときですか?
ひとつ目は、やっぱり演奏がうまくなることですね。太鼓って少しずつ上達するんじゃなくて、ある日突然できるようになるっていう感覚なんですよ。


――太鼓の上手・下手っていうのはどこで分かれるものなんですか?
 力が抜けていて、なおかつ大きな音が出ているという状態が理想ですね。力を入れ過ぎちゃうと、テンポの速さに付いていけなくなっちゃうんです。


――力任せではダメなんですね! 他にはどんな喜びがありますか?
あともうひとつは、舞台が終わったときに、メンバーが笑顔になってくれているとき。「あー、良かったあ!!」って、達成感に浸っているのを見るのが好きです。


――達成感を味わうのではなく、見るのが好きなんですね!
 もちろん自分も味わいたいですよ()。自分も含めて、メンバー一人ひとり、準備を通して苦労もたくさん味わってきていますから。それがすべて報われる瞬間を、みんなと一緒に味わうのが醍醐味なんですよ。















――ぜひその達成感、中夜祭でも味わってほしいと思います!最後に、魁響のステージを通じてどんなことを感じてほしいかお聞かせください。
 和太鼓って、どことなくダサいとか、堅苦しいとか、そういうイメージを持たれていると思うんですよ。それを少しでも変えていける存在でありたいんです。一回のステージじゃ、完全にイメージをひっくり返すことはできないかもしれないですが、「和太鼓って、いいな」って。少しでもそう思えるきっかけになれば嬉しいですね。


/ 中川


◆魁響の公式サイトもチェック!

◆今年の早稲田祭では中夜祭企画のほかに、以下の2公演も開催されます!
・11/2(土)12時15分~ @11号館前ステージ
・同 14時25分~ @大隈講堂前ステージ
和太鼓のカッコ良さ、ぜひ味わってみてください!


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