「中夜祭2013」出演パフォーマー特集第3弾は、ご存知「早稲田大学バンザイ同盟」さんです! 毎年10月に各幹部を交代するため、今はまさに代替わりの直後。次代を担う2年生の黒木翔音さんと和泉美留加さんに、知られているようで知られていないバンザイの素顔を語っていただきました。
――おふたりは、何をきっかけにこのサークルに入られたんですか?
黒木:高校2年生のときに初めて早稲田を見学しに来たんですけど、そのときキャンパスツアーのガイドだった方が、たまたまバンザイ同盟に入っていたんですよ。最初は「バンザイドウメイ?ナニソレ?」って感じだったんですけど、詳しく話を聞いてみると、珍しくてなおかつ面白そうだなあと思って。ちなみに、僕みたく入学前からバンザイのことを知った状態で入ってくる人間のことは、会内では”志願兵”って呼んでいるんです。
――へえー、じゃあ随分早い段階からの接点だったんですね。その”志願兵”というのは結構たくさん居るものなんですか?
和泉:いや、ほとんど居ないですね。彼のようなパターンはかなり珍しいと思います。通常は、新歓で、あの手この手を使って新入生に声をかけないと全然メンバーは集まらない。私自身も、半ば強引に新歓ブースに連れて行かれたクチですから。
――それで、そのまま入ろうってなった理由は?
和泉:なんか、気が付いたら部室に居付いちゃったというか……
結局、他のサークルにはコンパすら行かなかった。居心地がとても良いところなんでしょうね。
――バンザイ同盟って、どんな人が多いんですか?
黒木:きれいごととか、馴れ合いとかが一切ないんですよ。常に本音と本音がぶつかり合っている状況なので、メンバー同士が、ちゃんと心を通い合わせて接することができる場だと思うんですね。
和泉:私なんて、毎日イジられっぱなしですからね。他のサークルだったら、もしかしたらいじめと見なされるんじゃないかと思うくらい(笑)。でも、ただただイジるだけじゃなくて、自分の良いところ・悪いところをちゃんと気付かせてくれるんですよ。そういう人たちが身近に居るというのは、幸せなことなんじゃないかな。
――腹を割って真面目な話をすることも多いですか?
黒木:「バンザイ同盟の会員はこうあるべき」みたいな議論をすることはしょっちゅうですね。
――結局、どうあるべきという結論になったんですか?
黒木:さっき言った「本音でぶつかり合うこと」とか、あとは上下のつながりを大事にするとかですね。バンザイ同盟って、引退するという概念がなくて。毎年秋に幹事は交代するんですけど、それはあくまで役職を退くというだけであって、そのあとも普通に部室に出入りしています。だから、10個くらい学年が上の先輩でも気さくに接点をもてる雰囲気がありますね。
――活動を通じて一番「いいね!」って思えるのはどんなときですか?
和泉:やっぱり観てくれる人のウケがいいときですね。
黒木:僕はバンザイを通じて、色んな方との出会いがあるということですね。高校のときラグビー部だったこともあり、早稲田のラグビー部のイベントに呼んでいただいたのはとても嬉しかったです。あと、好きなミュージシャンにお仕事をいただいたこともあって。
――ちなみに、そのミュージシャンというのはどなたですか?
黒木:「The BAWDIES(ザ・ボウディーズ)」というロックバンドです。テレビ番組の企画でメンバーのひとりのお誕生日をサプライズで祝おうということになりまして。代々木公園で、いきなりバンザイや胴上げをやらせていただいたんですよ。そうやって、活動を通じて憧れの人たちとご一緒できるというのはすごく幸せだなって思います。
――色んな依頼主が居るんですね。
和泉:そうですね。普段は部室でゲームしたり漫画読んだりしてばっかりですけど、ひとたび”お仕事”をいただいたら、その仕事を完璧にこなすために全力を尽くさなきゃと思います。呼んでくださる人あっての活動なので。
黒木:まぁ、我々は完全に「プロ志向」ですからね(キリッ)。
――かっこいい……(笑)。そんなプロ志向の皆さんですが、今回の中夜祭はどんなステージにしていただけますか?
黒木:楽しくバンザイするんで、お客さんも一緒になって楽しんでほしいですね。
和泉:私も同じくです。何か大きな目標に向けてとか、強いメッセージ性とか、そういうものは我々にはないので。部室に溜まっているときも、イベントに出させていただくときも、常に楽しくやるってこと。その楽しさを、会場に居るみんなで分かち合えればいいですね。
取材・文 / 中川 司
◆早稲田大学バンザイ同盟
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